アンティークにまつわる逸話やアンティークへの思い、ためになる知識などアンティークに関する様々なお話を毎回ご紹介していきます。

Vol.010 (ギャラリーコテツ)
アフタヌーンティーと英国銀器
Vol.011 (Antiques Violetta)
麗しのアンティークジュエリー
 
Vol.007 (ギャラリー チューリップ)
アンティーク絨毯・キリムの購入のヒント
Vol.008 (Angel Collection)
アンティークレースの世界 ポワンドガーズ
Vol.009 (塩川コレクション)
北欧のアール・ヌーヴォー ビング&グレンダール
Vol.004 (Antique Teardrop)
ジョサイア・ウェッジウッド に思いを馳せて
Vol.005 (Angel Collection)
貴婦人の楽しみ ソーインググッズ
Vol.006 (Indoor decoration UNO)
家具入手の秘訣とは?
Vol.001 (ギャラリーコテツ)
紅茶の歴史と英国銀器
Vol.002 (CopperMold)
フランスの麻のドレスとモノグラム刺繍
Vol.003 (古美術太田)
元染付壺が32億円で落札!




イギリスのエッジウッド社は、日本でも人気のある陶磁器メーカーです。ジョサイア・ウエッジウッドが、1759年創業を始めました。

「英国陶工の父」と呼ばれたジョサイアは、イギリス近代陶芸を語る上では、非常に重要な人物です。天然痘の後遺症から足を切断するという不幸を乗り越え、ウエッジウッド社を設立します。 1万回にもおよぶ試作を繰り返して作られた“ジャスパーウェア”や“ブラックバサルト”の開発、女帝エカテリーナII世のための“フロッグ・サービス”をはじめとして、素晴らしい作品を次々と完成させていきます。

 

 

芸術家であると同時に企業家でもあったジョサイアは、的確に時代を見抜く目を持ち、産業革命の波に乗りながら、素晴らしい経営手腕を発揮しました。それだけなく、奴隷解放運動の支持や、様々な福祉活動にも貢献した人間味溢れる人物でした。


昨年、ジョサイアが築き上げたウエッジウッド社の工場見学に行ってきました。ロンドンから北西へ250km離れた、陶磁器の町「ストーク・オン・トレント」へ足をのばしました。列車で約 2 時間半の日帰りの旅です。車窓には、どこまでも田園風景が広がります。ストーク・オン・トレントは、意外にも小さな駅でした。

 

駅前広場には、ジョサイアの銅像が迎えてくれました。
ウエッジウッド・ビジターセンターは、 2002年新しく改装したそうです。日本語の説明を聞きながら磁器製造工程や貴重なアンティークのウエッジウッドの作品を見学することができます。工程見学途中では、職人が気さくに質問にも答えてくれました。思いがけなく、実際に筆を持たせて絵付けにチャレンジさせてもらいましたが、なかなか難しく大変でした。この道15年という女性は、笑いながら「カップ 1 客の絵付けは約 10 分でできるわ」といっていました。

ビジターセンター周辺は、美しい公園のようです。ロンドンまでの運搬に重要な交通手段となったトレント&マーシー運河は、今も昔と変わらずゆったりと水をたたえていました。


今回のVol.4 コラム 「英国陶工の父”ジョサイア・ウエッジウッドに思いを馳せて 」 は、
Antique Teardrop さんに寄稿していただきました。
http://www.antiqueteardrop.com/


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